はじめに

introduction

運動や食事管理を頑張っているのに、お腹の脂肪だけがなかなか落ちない——そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。当院にも、同じような理由でご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。ただし、お腹の脂肪には種類があり、それぞれに適した施術方法も異なります。

ユジン美容外科(江南)では、患者様一人ひとりの体型やご希望、ライフスタイルに合わせて、脂肪吸引と腹部形成術(いわゆる「お腹のたるみ取り」)のどちらが適しているかを丁寧にご案内しています。

何が違うの?

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脂肪吸引:脂肪だけを取り除く施術

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脂肪吸引は、次のような方に適しています:

  • 特定の部位に脂肪がたまっている方

  • 皮膚のハリや弾力が十分にある方

  • 大きなたるみや腹筋の離開がない方

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い管を使って、気になる部分の脂肪を吸い取る施術です。ユジンではHarvestJetなどの先進的なシステムを導入し、脂肪細胞を傷つけずにやさしく吸引します。そのため、吸引した脂肪を顔の若返りや他の部位のボリュームアップにも活用できます。

ただし、多くの方が見落としがちなのは、脂肪吸引自体には皮膚を引き締める効果がないという点です。加齢や体重変化、妊娠などで皮膚の弾力が失われている場合、脂肪吸引後はラインがすっきりしても、皮膚のたるみが目立つことがあります。

お腹のたるみ取り(腹壁形成術):皮膚・脂肪・筋肉にアプローチ

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お腹のたるみ取り(腹壁形成術)は、より包括的な施術です。脂肪だけでなく、次のことも行います:

  • 余分で伸びきった皮膚の除去

  • 弱くなったり離れてしまった腹筋の引き締め(特に出産後に多い)

  • お腹全体を平らに整える

イメージとしては、お腹の内側も外側もリセットするような施術です。ただし、より大掛かりな手術となるため、回復期間が長くなり、下着で隠れる位置に傷跡が残ることもあります。

脂肪吸引を選ぶタイミング

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次のような場合は脂肪吸引を検討しましょう:

When to Choose Liposuction

  • お腹の脂肪が柔らかく、特定の部位に集中していて、食事や運動をしてもなかなか減らない場合

  • 皮膚に弾力があり、元に戻る力が十分にある場合

  • 大幅な体重減少や妊娠による皮膚の伸びがない場合

  • ダウンタイム(回復期間)を短くしたい、小さな切開で済ませたい場合

ユジン美容外科では、20代から40代の患者様が、生活への影響を最小限に抑えながら、気になる部分だけを整えたいときに脂肪吸引を選ばれることが多いです。カン医師のように一人の専門医が丁寧に施術を行うことで、自然でなめらか、かつ長持ちする仕上がりが期待できます。

なお、脂肪吸引は体重を減らすための方法ではなく、体のラインを整えるための施術です。理想の体重に近いものの、どうしても落ちない脂肪が気になる方に最も効果的です。

お腹のたるみ取り手術(腹部形成術)を選ぶタイミング

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以下のような場合は、お腹のたるみ取り手術(腹部形成術)が適しています。

  • 下腹部に余分な皮膚やたるみがある方

  • 妊娠などで腹筋が離れてしまった(腹直筋離開)方

  • 大幅な減量後に皮膚がたるんでしまった方

  • お腹まわりをしっかり引き締めて、形を整えたい方

この手術は、出産を終えたお母さんや、40代から60代でお腹全体の若返りを希望される方によく選ばれています。脂肪吸引だけでは皮膚や筋肉のたるみは改善できないため、満足できないケースが多いです。

腹部形成術は見た目だけでなく、機能面でもメリットがあります。腹直筋離開のある方は、手術後に姿勢が良くなったり、腰痛が軽減したり、体幹の力が強くなったと感じることが多いです。場合によっては、弱くなった筋肉を修復することで尿漏れの改善につながることもあります。

両方を組み合わせることはできますか?

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はい、実は思っているよりも一般的です。ユジン美容外科では、脂肪吸引とミニまたはフルの腹部形成術(いわゆる「お腹のたるみ取り」)を同時に行うことがあります。これにより、次のような両方のメリットが得られます:

  • 脂肪吸引によるボディラインの整形

  • 腹部形成術によるお腹の引き締めと滑らかさ

ただし、ここで大切なのは慎重に行うことです。両方を組み合わせると回復への負担が増すため、経験豊富な医師が担当する必要があります。美しいボディラインを作る技術と、安全性を守る医学的知識の両方が求められるからです。そのため、当院の一人の医師が最初から最後まで担当するシステムが重要なのです。

カン医師は、複数の施術を安全に組み合わせる方法を磨き上げてきました。回復をしっかりサポートし、例えば脇腹からお腹へのラインなど、部位ごとの仕上がりが自然につながるように配慮しています。大切なのは、ただ多くの施術を行うことではなく、細部まで丁寧に仕上げることです。

回復について

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About Recovery

回復期間は施術内容によって異なります。脂肪吸引の場合、数日間の安静が必要で、軽度から中程度の痛みや小さな切開跡が残りますが、これらは時間とともに目立たなくなります。多くの方は3~7日ほどで仕事に復帰でき、最終的な効果は2~3か月で現れます。

一方、腹部のたるみ取り手術(いわゆる「タミータック」)は、より長い回復期間が必要です。最低でも2~3週間は仕事を休み、さらに数週間は活動制限が続きます。術後初期は中程度から強い痛みを感じることが多いですが、傷跡は下着で隠れる位置にできるため、普段は目立ちません。腫れが引き、組織が落ち着くまでに最終的な仕上がりが見えるのは6か月以上かかることもあります。

どちらの施術でも、腫れや内出血、軽い痛みは一般的な反応です。適切な圧迫下着の着用や術後ケアを行うことで、回復や仕上がりに大きな違いが出ます。

ユジン美容外科では、カン医師が回復までしっかりとサポートします。患者様一人ひとりの生活スタイルや肌質、手術内容に合わせて、最適な回復プランをご提案しています。担当医が一貫してサポートするからこそ、きめ細やかなケアが可能です。

私たちの正直なアドバイス

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ユジン美容外科では、すべての方に同じ答えが当てはまるとは考えていません。お肌の状態が整っていない場合や、まずは手術以外の方法が適していると判断した場合には、どちらの施術もおすすめしないこともあります。

カン医師は、すべての患者様を自ら診察し、一人ひとりに合った治療プランを立てています。この丁寧な対応が、後々の再手術のリスクを減らす理由です。そのため、東京からトロントまで、世界中から多くの患者様がソウルのクリニックを訪れています。

本当に自分に合った施術を選ぶには、見た目だけでなく、ご自身の体の構造を理解することが大切です。長い目で考えることも重要です。そして何より、あなたの体を単なるチェックリストではなく、一つの作品として大切に扱う医師と一緒に歩むことが大切です。

まとめ

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では、脂肪吸引と腹部形成術(いわゆる「お腹のたるみ取り」)、どちらが自分に合っているのでしょうか?

次のポイントを考えてみましょう:

  • お腹の皮膚にハリは残っていますか?

  • 筋肉のゆるみや、お腹の中心が離れている感じはありますか?

  • 自然なラインを整えたいのか、それともしっかりとリセットしたいのか、どちらを希望しますか?

どちらの施術にも、それぞれの良さがあります。大切なのは、あなたの体に合った方法を、しっかり理解してくれる医師と一緒に選ぶことです。

選択肢をお考えですか?

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お腹の施術でどれが自分に合っているのか迷われている方もご安心ください。ユジン美容外科では、無理な勧誘はせず、まずは分かりやすいご説明から始めます。仕上がりは、確かな技術と自然な美しさを大切にしています。

個別カウンセリングでご希望やご不安をじっくりお伺いしますので、ぜひお気軽にご相談ください。